カトゆー家断絶

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『このラッキースケベがすごい!2015』ベスト10

 先日この記事を読みました。
http://nyalra.hatenablog.com/entry/2016/01/03/202441

 納得感たっぷりの内容で面白かったです。
 便乗して自分も「純粋に話として面白かった回」とは別の切り口で2015年のアニメを振り返ってみようと思いました。

 どういう視点で振り返ろうかと思ったのですが、去年はアニメのちょっとHな表現を調べてこういった記事も書いたので、このラッキースケベが印象に残ったな~というアニメのシーンを独断と偏見で選んでいこうと思います。

10位『学戦都市アスタリスク』 #01「華焔の魔女」&『落第騎士の英雄譚』episode1「落第騎士I」



 10位はラッキースケベについて調べるきっかけになった前クールの両作品を合わせて。
 主人公がヒロインの着替えに遭遇してしまうというお約束自体は昔からあり、脈々と受け継がれてきました。現在公開中の映画『杉原千畝』でも使われるように、主人公とヒロインの出会いを強く印象づける伝統的手法といえます。


 ただ不幸なことにあまりにも鉄板の展開だったため同じライトノベル原作、同じクールで被ってしまうという事故が発生してしまいました。ネット上で話題になったので記憶に新しいと思います。
 ラッキースケベ的に見ればオーソドックスな部類ですが、同じ時期に被ったという奇跡を目撃できたことに感謝して10位に選出したいと思います。
 なおこの両作品、導入は似ていてもその後の展開は似ているようでいて全く違う方向へ進んでいくのも面白かったです。特に落第騎士はヒロインが確定しているのでハーレムものではなく、とても熱い展開が待っているので是非見て欲しいです。アスタリスクはハーレムものですが刀藤綺凛ちゃんが可愛いです。
 ちなみに前も書きましたが、今期のラノベ原作アニメでは『最弱無敗の神装機竜』が対象作品となってますので注目してみてください。

五年前、革命によって滅ぼされた帝国の王子・ルクスは、誤って乱入してしまった女子寮の浴場で、新王国の姫・リーズシャルテと出会う。「……いつまでわたしの裸を見ている気だ、この痴れ者があぁぁっ!」

9位『空戦魔導士候補生の教官』 第1話「E601小隊」

 ツッコミどころの多さと奇抜で自己主張の激しいSE(効果音)が話題になった今作。特に第1話は主人公とヒロインの出会い方について取り上げざるを得ません。



 「トーストをくわえながら走ってきたヒロインと曲がり角でぶつかりラッキースケベ(しかも騎乗位で乳揉み)」というベタな展開!

 2000年はおろか2010年代も半ばなのに、臆することなくこれをやってしまえるという制作陣の姿勢に感動します。実際今でも強いインパクトを視聴者に残したわけで、ベタが何だテンプレが何だと言わんばかりにお約束を詰め込むスタイル、嫌いではありません。

8位『新妹魔王の契約者』 第3話「再会と信頼の狭間」

 過激なエロ描写と斬新な規制で話題になったライトノベル原作のアニメ。

 第3話ではAパートでソープシーンが描かれます(比喩ではなく本当に裸でご奉仕している)。
 あとで食べるために買っておいたケーキを風呂で食べようと持ち込みますが、落として手に生クリームが付いてしまったためヒロインたちが舐め取るという、どうしてそうなった感たっぷりのシーンもあります。
 それはともかく3話のラストシーンです。

 身を挺して敵の攻撃からヒロインを守る主人公の図……ですが、

 ちゃっかりおっぱいに顔をうずめています。命がけでラッキースケベしていく姿勢、フーゴでなくとも「ぼくは敬意を表するッ!」と言いたくなるシーンです。

7位『聖剣使いの禁呪詠唱』 10話「決戦・エカテリンブルク」-Ouroboros-

 どこから本気でどこまでがギャグなのかわからないまま楽しんでしまったライトノベル原作のアニメ。
 全編にわたってちょいちょいラッキースケベが発生しますが、特に注目したいのは10話冒頭のこのシーン。

 起きたら全裸の女性(アンジェラ・ジョンソン)に抱きつかれている状況の主人公の灰村諸葉さん。
 並の主人公ならここで取り乱して「ゴゴゴメン!何もしてないから!」などと言い繕う状況でしょうが、灰村さんは違いました。

 「(落ちつけ…自然体だ…!)」

「(落ち着いて状況を把握するんだ!!)」

「(どうして服着てないの…!?)」
 なんという冷静で的確な判断力なんだ……。いや、でもこういう状況になってまず冷静になろうと言い聞かせる主人公は結構珍しいと思います。
 その後「おっぱい当たってるんですけど」と冷静に指摘して解放されるのですが、開始からここまででまだ90秒ほどしか経ってません。
 なぜ全裸で抱きついていたのか? それは怪我の治療のためやむなく……と今までの経緯が語られるという構成になっています。まずインパクトの強い絵面を冒頭に持ってくる熟練の技を感じます。

6位『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツされた件』 episode 03「エデンの園ってカンジだった」

 原作タイトルの拉致がゲッツに変更されたり、その影響でダンディ坂野がアニメのゲッツ監修に関わったりしたライトノベル原作のアニメ。
 ヒロインの一人、神領可憐が登場する第3話のラッキースケベが印象的でした。というか逆ラッキースケベといえますが。
 可憐はなぜか常に日本刀を持ち歩いていて、ひょんなことから主人公に斬りかかります。


 流れで必殺技を繰り出すのですが、下着だけ残して衣服だけ切り刻むというワザマエ。お約束です。ここまでは普通のラッキースケベといえます。問題はその後。

 暴走する可憐を力ずくで止めようと主人公が馬乗りになって抑えにかかるのですが、時間差でトランクスが破れてしまい、マリオがコインを取った時のSEに合わせて思いっきり股間を晒してしまいます。
 エデンの園と思しき心象風景をバックに流れる「俺の……エデン……」の台詞。言っている意味は分からないが、言いたいことは何となく分かる。印象に残るシーンです。

5位『へヴィーオブジェクト』 06「蟻とキリギリスの戦争 オセアニア軍事国攻略戦I」

 超大型兵器「オブジェクト」を操るミリンダちゃんは作中エッチなスーツを着用していますが、この6話では調律スーツなる楽器と連動したスーツが登場。


 常人ではどういう仕組みかよくわからないですが、フルートの音色とスーツ着用者の感覚が繋がっているようで、主人公のクウェンサーがフルートを強く吹くとミリンダちゃんが反応するという予想だにしない展開に。

 クウェンサーはスーツの仕組みを知らなかったのかミリンダそっちのけでフルートを乱暴に吹いてしまい、当のミリンダちゃんはビクンビクンと果ててしまいます。どんな展開だ。
 その様子を見て心配そうに「おトイレ我慢してるの?」と声をかけるクウェンサーですが、おトイレじゃなくて音入れでしたねというツッコミをTwitterで見た時は上手いこと言うなぁと思いました。

4位『To LOVEる ダークネス 2nd』 第14話「Bright future~ありがとう~」

 ラッキースケベの帝王リトさんを擁するハーレムラブコメのアニメ。
 毎話のごとくヒロインに対してラッキースケベを発動するスキルを兼ね備えたリトさん。この『To LOVEる ダークネス 2nd』でも全編にわたってラッスケが繰り広げられますが、それらはいつものことなので省略。問題は最終話。
 禁断の生体兵器「ダークネス」として覚醒したヤミちゃんを元に戻そうと、いつもの不可抗力ラッキースケベではなく、自らの意志でエッチな行為をしようとするリトさん。しかし石につまづき……



 やっぱりラッキースケベが発動する……!

 と思いきや、なんと自らの意思で踏みとどまりキャンセルします。やればできるリトさん。何故それがいつもできないのか。
 その後ダークネスに対して自発的に破廉恥行為をかまして最終的に世界を救います。
 作中で唯一ラッキースケベをキャンセルし、自らの意志でセクハラを行ったという記念碑的な回なので記憶に留めておきたいと思いました。

第14話 Bright future~ありがとう~
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3位『モンスター娘のいる日常』 第6種「脱皮と産卵する日常」

 モンスター娘との日常を描いた漫画が原作のアニメ。

 第6話では手を怪我したラミアの少女ミーアの脱皮を手助けしてあげようと主人公が皮を剥いていくのですが、主人公の実況とミーアの喘ぎ声が入り混じることもあってこの時点でかなりエロいです。
 デリケートな部分の皮も剥く必要があり、恥ずかしいからとミーアに目隠しされながら皮をめくっていく主人公。擬似というか完全にヤッてます。

 一番デリケートな部分、遠回しに言っても仕方ないのではっきり言うと生殖器なんですが、目隠しされてて見えないこともあり勢い余ってそこに主人公の指が挿入ってしまいます。完全に事故です。
 恐らく今まで、いやこれからもラミア少女のあそこに指を誤って挿入れてしまうというラッキースケベは描かれないでしょう。ちょっと前ならモンスター娘? いやいやいや……と考えていましたが、このアニメを見てからはモンスター娘ありだよね……と新しい世界に目覚めることができたのでそれも含めての入賞です。

2位『アブソリュート・デュオ』 第2話「絆双刃/デュオ」

 ラッキースケベに定評のあるMF文庫Jから刊行中のライトノベルが原作のアニメ。ていうかここまでのライトノベル率高い。
 主人公の透流はヒロインのユリエと学園寮のルームメイトという設定で、男女が一つ屋根の下ということもあってあらぬ誤解を受けます。

 その誤解について橘巴から謝罪されるのですが、何故か仰々しく土下座。戦闘訓練の時間中なのでブルマ姿です。
 そんなに怒るようなことでもないので、透流は誤解が解けたならそれでいいから! と諭すのですが、


 身を起こそうとした巴がこけて透流の股間にダイブしてしまいます。ここまではよくあるラッキースケベです。ああ、ちょっとHなハプニングが起こってしまったけどもう場面が転換するだろうなと思いました。
 ところが次のシーン、股の間から抜けだそうと巴が力を加えたことで体が一回転し、今度は透流の顔に巴の股間がダイブする形になります。自分で書いてて意味がわからなくなってきましたが、要するに下のようになります。

 教授!! これはいったい!?

1位『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』 第25話「時の彼方で」

 サンライズ制作のオリジナルロボットアニメ。
 女性がメインの今作品にあって珍しい男性の登場人物ですが、ラッキースケベ体質の持ち主らしく息を吐くようにHなハプニングを起こしまくることで話題になりました。
 特に指摘されるのがヒロイン、アンジュへの股間ダイブです。


 隙あらば股間に顔をうずめていき、作中で「どうして股間に顔を埋めるわけ?」とメタ的にツッコまれる始末。
 そんなクロスアンジュも最終回を迎え、エンブリヲからアンジュを奪還しようとタスクが助けにきます。「アンジュー!」「タスク!」互いの名を呼び合う一番いい見せ場ですが……、

 やっぱり股間に顔をうずめていた。
 汚いDOG DAYSだの汚いなのフェイだの散々な言われようでしたが、最終回にして汚いラピュタの称号を手にしました。


 完全に一致。
 そもそも元を辿ればラッキースケベという言葉が生まれたのは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』です。
 その監督を務めた福田己津央氏はこの作品ではクリエイティブプロデューサーという肩書ですが、氏が関わった作品からラッキースケベ体質のキャラが生まれたのは決して偶然ではないでしょう。
 そういった事も含めて1位に選出したいと思います。全てのラッキースケベにありがとう。

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まとめ

 別に意図したわけではないんですが、10位の中にライトノベル作品が8つも入るという結果になりました。
 ギャルゲーが原作のアニメにもあったはずですが、割と普通だったのでスルーしてしまったかもしれません。逆に考えるとラノベのラッスケ表現は進化していってると言えなくもないかも。
 来年はやりません。

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