『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』が発売されるならどれでもいいからこれ入れて10選
ところでファミコンミニが発売された時、「スーパーファミコンミニが発売されたら収録して欲しいソフト」というお題でブログを書いてた方達がいたんですが、
自分もそれに便乗して記事を書いたものの、公開せずに寝かせてあったのを思い出したので、この機会に上げようと思いました。正式に発表されたら意味なくなっちゃいますし。
「スーパーファミコンミニが発売されたら収録して欲しいソフト」、シンプルでプレイヤーのゲーム観が反映されるであろう深遠な問いです。
色々とタイトルをピックアップしてたのですが、普通に定番・有名作を挙げるだけで30本分の枠が埋まってしまいました。スーファミ名作多すぎる。
まぁ上の記事で挙がってたものと同じ定番タイトルを選んでも仕方ないなと思ったので、方向性を変えてどれか1本でもいいからこれ入れてほしいな~という10本を選ぶことにしました。
ルールは以下のような感じで。
・収録の難しさとかは特に考えず、純粋にもう一度遊びたいタイトル
・歴代の売上ランキング上位50作品、任天堂やスクウェア、エニックスなど大手の人気タイトル、ストII、メガテン、オウガバトルなどシリーズもののヒットタイトルは収録される可能性が高いのでなるべく除く
参考:歴代スーパーファミコンソフト売上ランキングTop50【PRiVATE LiFE】歴代ランキング
以下発売日順。
もし『ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン』が発売されるならこれ入れて10選
初代熱血硬派くにおくん(1992年8月7日発売 テクノスジャパン)
今は亡きテクノスジャパンから出ていた看板シリーズ。
くにおくんといえば大運動会やらドッジボールのようなみんなでワイワイやるようなゲームが人気ですが、これは「初代」とあるように原点回帰した感じの雰囲気が良いです。シナリオも結構熱い。
修学旅行先の大阪を舞台に暴れまくるという内容で、レベルが上がると新しい技を覚えたりするRPG的要素も楽しかったです。
舞台となる大阪の再現度は悪くないですが、このゲームに出てくる大阪人はかなり好戦的で普通に歩いてても「舐めたらかんでぇ」と襲い掛かってきます。
逆に街をブラブラ歩いてる普通の一般人にいきなり殴りかかって経験値を稼ぐことも可能。ある意味大阪版GTAと言えるのではないでしょうか。バグが多いのが玉にキズ。
初代熱血硬派くにおくん
ミッキーのマジカルアドベンチャー(1992年11月20日発売 カプコン)
世界的に有名なネズミことミッキーのゲーム。特にディズニーに思い入れがあったわけではないのですが、友達に面白いと教えてもらったので借りたらめちゃハマってしまった。
炎、氷のステージなどプレイヤーの上達に合わせたステージ構成*1と、ステージの特性に応じた状況をコスチュームの能力で攻略していくのが面白かったです。
ディズニーのゲームだから簡単かというとそうでもなく、なかなか歯応えのある難易度でした。同じカプコンの『超魔界村』と比較されることも多いようですが、そちらが手も足も出なかった自分にとってはこっちのほうが楽しめました。超舞浜村最高。
版権の関係上収録は困難と思われますが一応挙げてみました。
ミッキーのマジカルアドベンチャー
半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ(1992年12月19日発売 スクウェア)
スクウェアのタイトルは除くって書いたけどこれだけはどうしても入れたかったので……。
ファミコン版は未プレイでこのSFC版が初めての半熟シリーズでした。多分購入の動機は音楽がすぎやまこういち氏だったりFFのパロディが満載という情報を知ったからだったと思います。
しんみりしたり熱くなることもあるけど基本はギャグ路線のシナリオで、期待したとおりFFのパロディも満載で楽しめました。
シミュレーションパートは正直そんなに難しくはないんだけど、定期的にあるイベントが盛り沢山で兵士を無駄に洞窟などへ送り出すのが面白かった。強いエッグを使っていけば大体何とかなる難易度もちょうど良かったです。
後半、強い将軍を集めたり築城し終えてやることが無くなってしまうと、エッグを使わずに「おくのて」だけで敵を倒すみたいなことばかりやってた。
半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ
ウルトラセブン(1993年3月26日発売 バンダイ)
前作『ウルトラマン』から引き続いて製作されたスーファミのウルトラシリーズ。当時ブームだったストIIの影響かどうかは知らないけど、対戦格闘のスタイルです。
キャラゲー=クソゲーという図式が出来上がるほどキャラゲーといえばイマイチという印象が強かったですが、このゲームは全然そんなことなくて、STORYモードや怪獣のモーションなど従来の認識を覆す原作の再現っぷりに開発側の愛が込められてたような気がします。
操作性があんまり良くなかったというのもあるかもしれませんが、子供向けにしては難易度が高いほうで死にまくってた。途中にあるシューティングも難しかったです。
ただ先に書いたように原作愛を感じるところが随所にあって、アイスラッガーでとどめ刺すとちゃんと怪獣の体が切断されたりするのが良かったです。当時CEROがあったらCERO-B扱いだったかもしれない。
ウルトラセブン
ガイア幻想紀(1993年11月27日発売 エニックス)
エニックスのタイトルは除くって以下略。開発元はクインテットなのでノーカンということで許してください。
クインテットといえば『アクトレイザー』に『ソウルブレイダー』『天地創造』もありますが、個人的に好きなのはこれ。
主にピラミッドとかアンコールワットなどの古代遺跡がダンジョンとして登場するのがワクワクもんで、アクションよりも謎解きするほうが楽しかったです。というかアクション部分はそんなに難しすぎない良い難易度。
プレイした人の多くが挙げるだろう例のトラウマなシーンは今も鮮明に思い出せますが、逆にいうとそこが強烈すぎて後半の話は何か壮大なことになってたなぁくらいの印象。
『アクトレイザー』はVCで配信されてますが、いわゆるソウル三部作はないので、配信が無理ならクラシックミニに収録して~という意味で挙げてみました。
ガイア幻想紀
がんばれゴエモン2 奇天烈将軍マッギネス(1993年12月22日発売 コナミ)
ファミコンの頃から根強い人気を誇るコナミのゴエモンシリーズ。何故買ったのか、多分コミックボンボンに掲載されてた帯ひろ志先生の漫画がエロかったからだと思います。
これまでは見下ろし型のアクションだったのが、この作品ではワールドマップ型の横スクロールアクションに。今までのシリーズも面白かったけど、こっちの横スクロールが個人的に滅茶苦茶ハマりました。多分マリオとかロックマンで遊び慣れた形だったからかもしれません。
全体のボリューム的に物足りなさは感じるものの、偽ゴールや隠しステージがあったりとステージの1つ1つに遊び甲斐がありました。ゴエモンインパクトに乗って戦うのも楽しい。スーパーマリオワールドと同じく、城は1度クリアすると入れないのが残念ですが……。
特筆すべきはBGM。どこを取っても雰囲気にマッチしていて素晴らしいです。特に好きなのは城のBGMなんですが、「松の廊下を駆け抜けて」という曲名だと最近知りました。
がんばれゴエモン2
かまいたちの夜(1994年11月25日発売 チュンソフト)
調べたら歴代売上が39位だった。でもどうしても入れたかったのでまぁいいかということで入れました。
もはや説明不要かもしれませんが、何度もリメイクされていることから分かるようにADVゲーム史に残る不朽の名作といっていいゲームです。
ペンションで殺人事件に巻き込まれるというシチュエーションは定番ながら、ゲームとして読み進めていくスタイルが新鮮で止め時が分からないくらいハマりました。夜にプレイするのが雰囲気に合ってて、ドキドキしながらプレイするのが楽しかったです。『こんや、12じ、だれかがしぬ』(BGM:フオォォォーン)みたいな不安を掻き立てる場面でのBGMとの相乗効果がホントに凄かった。
遊びやすさを考えるとPS版がベストかもしれないけど、やはりここは原点となる作品を入れてほしいと思いました。スマホ版はスワイプで読み進めたりシルエットがないのでNG。
しかしサウンドノベルとして後のビジュアルノベルに影響を与えた本作の最新リメイクが、回り回ってビジュアルノベルタイプというのは何となく面白いなと思いました。
あとどうでも良くはないですが、アレンジサントラがもう何年もプレミア価格で手に入ってないので配信とかでいいから出してください!!
かまいたちの夜
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極上パロディウス(1994年11月25日発売 コナミ)
グラディウスやツインビーなど数々の名作シューティングを抱えるコナミの中で異彩を放つシリーズ。中でも好きなのがこの極パロです。
実はSFC版発売の翌週にPSが発売して、そのローンチタイトルとして『極上パロディウスだ! DELUXE PACK』が出るんですよね。だから当時パロディウスが好きだった人は移植度の高いそっちを買ったかもしれません。
翻ってSFC版ですが流石にアーケード版の完全再現は無理で、2人同時プレイがなかったり敵の配置が変わってたりとハードスペックに合わせた調整がされてます。まぁこの辺は仕方ないです。でもサウンド周り含めSFCにしてはかなり頑張ってると思います。
それにSFC版にはゴエモンとかドラキュラくんといった限定キャラがいるんですよ! PS版・SS版では遊べないここだけのキャラということでまたやりたいなぁと思いました。
極上パロディウス
ワギャンパラダイス(1994年12月16日発売 ナムコ)
ワギャンシリーズの第6作にして今までのシリーズから設定などが一新された作品。主人公がワギャンじゃなくてタクトとカリンという兄妹になっています。
ミニゲームも従来のものから変更になっていて、特に「しりとり」が外されたところがファンの間で賛否両論あるそう。ワギャンシリーズはファミコンから遊んでたものの、特にワギャンに思い入れが無かったのでその辺は気になりませんでした。
一新といっても基本的なアクション、音波砲で敵の動きを止めるのは変わらないですし、可愛らしい見た目に反して意外と歯ごたえあるステージもあって楽しめます(「風のクロノア」シリーズのスタッフが関わっていたのは後で知った)。
あと特になんといっても素晴らしいのがBGMで、「ゴロゴロみさき」とか「すいちゅうダクト」とか、特に「きちせんにゅう」とかかっこいいのでホント聴いてもらいたい。サントラ出てないのが残念(動画サイトにはBGM集とか上がってますが……)。
スーパーワギャンランドとかはバーチャルコンソールで配信済みですが、これは未配信なので挙げてみました。
ワギャンパラダイス
スーパーファミスタ5(1996年2月29日発売 ナムコ)
ファミスタシリーズのスーパーファミコン版第5作にしてSFCでのシリーズ最終作。野球ゲームといえばパワプロがありますが自分はファミスタ派。
前作から導入された投球の高低差や様々なモードなどパワプロを意識したのかなと思われる部分が随所にあるものの、操作がとっつきやすくて何となくつい遊んでしまう魅力がありました。
選手エディタとかマルチプレイモードとかもあったけど、自分は夢のFAモードで好きな選手をかき集めて俺TUEEE球団を作ったりしてました。選手を作るのは『スーパーファミスタ2』の「きみがヒーロー!モード」のほうが好きかも。
特筆すべきはまたBGMの話になるんですが、前作に続いてキリンジの堀込高樹氏が制作した楽曲が素晴らしくてスポーツゲームのBGMか? という思ってしまうくらい。その後キリンジの曲の元になったBGMもあって、これだけのために収録してほしい(サントラがないので)。
スーパーファミスタ5
漏れたタイトル
・SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語
当時カードダスのナイトガンダムにハマってて遊んだけど、あのままのゲームバランスで収録されるとつらそうなので。
SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語
・ポップンツインビー
極パロを入れちゃったので今回は除外。
Pop'nツインビー
・ドラゴンボールZ 超武闘伝2
収録されても遊ぶ相手がいなそうなので。
ドラゴンボールZ 超武闘伝2
・幽☆遊☆白書
キャラゲーとしては良い出来だけどメガドラ版がやりたくなったので。
幽☆遊☆白書
・テイルズオブファンタジア
もう1度やりたいなぁと思ってたんですが自分が遊んだのはPS版だったので除外。
テイルズ オブ ファンタジア
・ブレス オブ ファイアII
本筋そっちのけで釣りばっかりやってた記憶がある。
ブレス オブ ファイアII
・重装機兵ヴァルケン
バーチャルコンソールで遊べるみたいだったので除外。
重装機兵ヴァルケン
・大貝獣物語
これ権利はハドソンからコナミに移ってるんでしょうか。
大貝獣物語
・スーパーファミスタ2
5を入れたので除外。
スーパーファミスタ2
特にオチとかなくおわり。
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