カトゆー家断絶

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NHKで放送するのは難しそうなアニメ10選


 読みました。いろんな良作が挙がってて面白かったです。オチがハルヒなのはアニ軽10オマージュなんでしょうか。
 あのNHKでもこれならいけるんじゃね? という基準で選ばれたアニメのタイトルを見ていると、定期的にまとめ等で話題になる「一般人にもおすすめできるアニメ」と被りやすいのかなと思いました。恐らく多くの人が、NHK向き=ジブリやディズニーしか見ない人でも楽しめるアニメ、と考えてるのだと思います。


http://nishimori-anime.hatenablog.jp/entry/2015/12/13/110444
 でも実際のNHKアニメって結構バラエティ豊かなんですよね。
 自分は思春期の時に見た『カードキャプターさくら』で戻れなくなってしまいましたが、それ以前でもナディアとかやってましたし、CLAMP作品でいえば『こばと。』『ツバサ・クロニクル』もありました。
 異世界ファンタジーなら『十二国記』、『彩雲国物語』、『グイン・サーガ』、『精霊の守り人』……SFなら『学園戦記ムリョウ』、『無人惑星サヴァイヴ』、『プラネテス』、『ふたつのスピカ』、『電脳コイル』……ややオタ向けなら『コレクターユイ』、『カスミン』、『マリー&ガリー』、『今日からマ王!』……思った以上に色々やってた。
 NHK制作じゃないけどBS2では『かみちゅ!』とか『蟲師』もやってたし、夏休みや冬休みの間に放送するアニメも楽しんでました(パトレイバーはそこで初めて見た)。天才てれびくん枠のアニメを懐かしむ人もいるでしょう(『アリス探偵局』が好きだった)。
 最近なら『キングダム』や『ログ・ホライズン』を放送したりと、かなり手広くやってるなぁという印象です。



 ネットを見てると○○も放送して! という声は多いですが、『進撃の巨人』や『ラブライブ!』がOKなら大体のアニメはNHKでやれるだろうなと思います。
 しかしこれは流石に無理やろというアニメもあるだろうと思い、10個考えてみることにしました。

銀魂

 少年ジャンプで連載中の漫画のアニメ化。というかアニメは今もテレ東で放送中(しかもどシリアスな将軍暗殺篇)ですけど。
 たまに人情話も入るけど基本的にはギャグで、夕方から容赦なく下ネタ・パロディをぶっ込んでくるという、どこに出しても恥ずかしくない問題作だと思います。
 NHKだと深夜帯でも苦情が入りそう。テレ東はよく夕方枠で放送し続けてられるなと感心してしまいます。

ボボボーボ・ボーボボ

 少年ジャンプで連載されていた澤井啓夫原作のギャグ漫画のアニメ化。
 アニメ化に際して原作の非人道的発言、荒っぽい行動や台詞、出血シーン等々はカットされてしまったんですが、それでもPTAの「子供に見せたくない番組」でTOP10にランクインするほど。
 「見てると頭おかしくなるから」という理由で本当に苦情が来たかどうかはわからないですが、恐らく下ネタよりもハジけすぎた内容がまずかったのだと思います。でもそこがボーボボの面白さなのでどうしようもないですね。
 2005年は関東のみの放送だったにも関わらず見せたくない番組で再びランクイン。全国放送のNHKだとそれ以上の苦情が殺到しそうだなと思いました。

ナジカ電撃作戦

 スタジオ・ファンタジア原作のアニメ。ここに挙げた理由は言うまでもなくパンチラの多さです。
 『AIKa』シリーズからパンチラ、ローアングル要素を受け継ぐ今作も隙あらばパンチラという感じで、1枚描くごとに何か手当でも出るんだろうかというくらいパンチラします。
 007シリーズへのオマージュが散りばめられたスパイアクションで普通に面白いんですが、受信料をパンチラのために使うなと怒られそうです。
「ナジカ電撃作戦」の魅力を熱く語る | 三四郎雑記2nd

りぜるまいん

 スギサキユキル原作の漫画のアニメ化。
 個人的に釘宮理恵さんといえばこのアニメであり、初めてDVD-BOXを買った思い出深い作品でもありますが、幼女が主人公のことをダンナさまと呼ぶ時点でかなり問題視されそうです。
 エロ要素も多く含んでいますし、個人の意向を無視して国家権力によって無理やり結婚させられるという点もまずいかもしれません。
 同じ杉崎氏の『女神候補生』はBS2で放送されましたが、こちらはロリコンを助長したり釘宮病に感染したという声が寄せられそう。

School Days

 オーバーフローから発売された美少女ゲームのアニメ化。
 まずアダルトゲームが原作という時点で問題になりそうですが、それ以上に主人公がアウトだと思います。高校生という設定ながら色んな女性と肉体関係を持ちまくりますし、原作よりも非道さが増してます。
 凄惨なラストは言わずもがな。地上波では京田辺の事件の影響で最終回が放送中止になってしまいましたが、あれはどの局だろうと放送するのは難しいでしょう。

エルフェンリート

 週刊ヤングジャンプで連載されていた岡本倫原作の漫画のアニメ化。
 いじめや差別問題を扱った重く深いストーリーで、ハマる人はとことんハマる作品なんですが、やっぱりその……グロ描写がキツいです。
 萌えアニメかと思ったらエログロだった、と思ったら泣けたという不思議な作品で海外でも評価が高いんですが、首チョンパや四肢切断といった描写は規制ありでも流すのは難しそう。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない

 伏見つかさ原作のライトノベルのアニメ化。
 NHK局内には隠れオタクが多そうという偏見があるので、リア充美少女の妹が実は隠れオタクという設定は共感を得やすいと思います。
 悩みを抱える妹のために兄が奮闘し、兄妹の関係や自身を取り巻く環境の変化を描いた作品ですが、桐乃のエロゲー好きという部分がネックでしょうか。桐乃のアイデンティティを構成する要素でもあるのでカットも難しいでしょうし、倫理的に如何なものかと問題になりそう。

ヨスガノソラ

 sphereから発売された美少女ゲームのアニメ化。
 こっちは俺妹以上に兄と妹の恋愛というか、ド直球に近親相姦を描いていて放送できないだろうなと。
 しかしこのアニメで町おこししようと考えた足利市は、今考えてもどうかしてるぜ! と思ってしまいます(地元に活気をという気持ちはわからなくもないですが……)。
http://mlwhlw.diarynote.jp/201010151239068151/

パンティ&ストッキングwithガーターベルト

 GAINAX制作のオリジナルアニメ。
 アメリカのカートゥーンを思わせるデザインが可愛らしいのですが、それとは裏腹にエロネタ下ネタ満載でお子様には見せられない内容になってます。主人公の2人がビッチだから仕方ないですね。
 パロディも含まれてて面白いんですけど第1話からゲロまみれになったりするし。
 今調べたら第15回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品だったのを知りました。でも放送できなそう。

下ネタという概念が存在しない退屈な世界

 赤城大空原作のライトノベルのアニメ化。つい先日まで放送されてたので覚えてる人も多いと思いますが。
 性的な知識や言葉が制限された日本を舞台に、下ネタテロリストとして活躍する組織「SOX」の面々を描いた社会派アニメです。
 社会派アニメ……なんだけど、やっぱり表面的には放送禁止用語が飛び交ったり絵面もひどかったりするので問題になりそう。
 いや、このアニメに関してはBPOに苦情が入って問題になったように、槍玉に挙げられてこそだと思うので逆に放送して欲しいくらい。でもやっぱり無理そう。

まとめ

 ていうかNHK以外でも大体アウトになるだろうと思った。


 他にも候補はあったんですが、明らかにアウトかなという紳士アニメ(『To LOVEる』、『聖痕のクェイサー』、『閃乱カグラ』、『マケン姫っ!』、『健全ロボダイミダラー』、『魔乳秘剣帖』等々)は外しました。
 『BLOOD-C』はグロいけど『エルフェンリート』挙げちゃったし、『ストライクウィッチーズ』はパンツじゃないからセーフだし、『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』はタイトルの時点で苦情が入りそうだと思ったけど、俺妹とヨスガ入れちゃったので除外。結果的にエログロ下ネタ多めのアニメ並べただけで面白みはないラインナップになってしまったかなと反省。
 おわり。

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