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カトゆー家断絶

趣味について書きます

【補足】日本で初めてハロウィンを描いたアニメ

まとめ 考察 アニメ


 前回の記事を書いたところ、他にもアニメのハロウィン回があると情報を頂いたので、6作品を以下にまとめました。ありがとうございます。
【12/19追記】
 更に追加で情報頂いた『サムちゃんのおばけなんか怖くない』『やさいのようせい N.Y.SALAD』『たまこまーけっと』を追加。
【2016/2/17追記】
 コメント欄で情報を頂いた『銀河疾風サスライガー』を追加。

スプーンおばさん』第92話「おばけのしかえし」(1983/10/18)


 1983年からNHKで放送された、ノルウェーの児童文学作家アルフ・プリョイセンの童話が原作の10分枠アニメ。
 前回の記事では1985年の『小公女セーラ』が最も古いと書いてしまったが、今回頂いた情報でハロウィンが描かれた年代が最も古いアニメになった。
 ……のだが、このアニメではハロウィンのハの字も出てこない。村に伝わる年に1度だけの子供のお祭りということになっている。原作は未確認だがもしかしたらアニメ化の際、まだ日本には馴染みがないということで省かれたのかもしれない。

 「子供達がお化けに変装してお菓子を貰いに来る」というスプーンおばさんの説明通り、イタズラっ子3人組が変装して「お化けです!お菓子ちょうだい!」と訪ねてくる。
 ルウリィ(アニメオリジナルキャラ)に着せるカボチャの被り物をスプーンおばさんが彫ったりと、ハロウィンという言葉は出てこないがやってることはハロウィンそのもの。

2~2.5次元空間に生きる 【CS】スプーンおばさん 第92話「おばけのしかえし」、第94話「たのまれた贈り物」

銀河疾風サスライガー』第41話「恋人たちの星まつり」(1984/01/17)


 「J9シリーズ」三部作の最終作にあたるロボットアニメ。
 JJ9の面々はタルマン星に訪れるが、そこではちょうどお祭りが行われていた。ブルースの口から「ハロウィンの星まつりさ」と、はっきりハロウィンであることが示されている。
 「タルマン星のリオと言われてましてね。三日三晩踊り騒ぎ、ふざけあうカーニバルなんです。」という説明も入るように、現在行われているハロウィンにリオのカーニバルの雰囲気をプラスした感じになっている。

 ストーリー的には終盤なのだが、街中がお祭り騒ぎということもありメインキャラもモブキャラもみんな仮装する回で、前2作の『銀河旋風ブライガー』と『銀河烈風バクシンガー』ネタもあるお遊び回でもある。

巨神ゴーグ』第1話「ニューヨークサスペンス」(1984/04/05)


 安彦良和原作によるサンライズ制作のロボットアニメ。これも『小公女セーラ』より早く、第1話からハロウィンが描かれる。
 主人公の悠宇は亡き父の遺志に従いニューヨークに住む父の旧友を訪ねるのだが、渡米した日の夜がハロウィンだったため、街が仮装する市民で溢れかえっている。

 前回の記事、映画『カウボーイ・ビバップ』の項で、

市民の仮装パレードを見ることができるが、ニューヨーク辺りで行われていそうなパレードを緻密に再現したアニメはこれが初めてだと思う。

 と書いてしまったが、『巨神ゴーグ』内のハロウィン描写は現実に行われているニューヨークのハロウィンパレードの雰囲気に極めて近いと思う。
 『スプーンおばさん』と違い「今夜はハロウィンの晩だったんだわ!」とハロウィンであることが明言される点も大きい。

 日本では70年代アメリカの文化等がテレビや雑誌で紹介され、憧れが膨らむ時代でもあったらしい。80年代はプラザ合意を経て徐々に海外旅行者が増えていく時代だが、まだまだ身近でなかったこともあり、作中ではニューヨークという大都会やアメリカのカルチャー(あと当時の治安の悪さ)に驚きを持って接する悠宇が描かれていて興味深い。
 ハロウィンはそういったアメリカ的文化の象徴として描かれたのかもしれない。

「巨神ゴーグ」 | バンダイチャンネル
巨神ゴーグWeb

OVA『サムちゃんのおばけなんか怖くない』(1989/08/01)


 サンリオキャラクターのタキシードサムとチップを描いた短編オリジナルアニメ。
 ハロウィンの夜に変装し、丘の上のお屋敷へ行くが本物のお化けがいて……という展開。

魔法のプリンセス ミンキーモモ 夢を抱きしめて』第40話「もんもんモンスター」(1992/07/22)


 38話から「夢を抱きしめて」と改題された通称「海モモ」。それからすぐの40話でハロウィンが描かれる。
 街に出たモモ達はオドロオドロしい街並みやモンスターの仮装をした人を目の当たりにする。すぐ帰宅してママにその様子を告げると、今日は年に1度のホラーカーニバルで皆が仮装して大騒ぎする日と教えられる。

 ハロウィンという言葉は出てこないが、仮装パレードやジャック・オ・ランタンが出てくるように、絵面はハロウィンそのもの。モモが魔法を使わない回でもある。

映画『BLOOD THE LAST VAMPIRE』(2000/11/18)


 1966年の秋、ベトナム戦争最中の横田基地内にあるアメリカンスクールに転校してきた少女・小夜。
 ちょうどハロウィンシーズンだったためハロウィンパーティーの準備にいそしむ生徒や職員が描かれている。

 惨劇の舞台となるハロウィン当日は、同じく横田基地で開催されるハロウィンのパレードやスクールのパーティーの様子が描写される。
 現実の横田基地でも毎年ハロウィンが行われていて、Twitter検索すると子供の頃参加していたという人や実際に参加してきたという人が見られる。
横田基地 ハロウィン - Twitter Search
 基地は一般人がホイホイ入れるものではないが、基地がある福生市では2013年からYOKOTAベースサイドハロウィンというイベントが行われていてこちらも賑わっている模様。
YOKOTA BASESIDE HALLOWEEN!2014/ヨコタベースサイド・ハロウィン

福生市の国道16号沿い福生武蔵野商店街振興組合の主催いたしました“ YOKOTA BASESIDE HALLOWEEN 2013! ”は皆様のおかげをもちまして大盛況にて終了することができました。心配された台風もそれた秋晴れの中、仮装した...

Posted by Yokota Base Side Halloween 2013 on 2013年11月10日

やさいのようせい N.Y.SALAD』第15話「びっくりカボチャ」(2007/04/27)


 天野喜孝の画集「N.Y.SALAD」のアニメ化。
 好奇心の強い芽キャベツジャック・オ・ランタンを被って他の妖精たちを驚かせるというもの。勿論ハロウィンに使われるカボチャの精も出てくる。

氷菓』第14話「ワイルド・ファイア」(2012/07/23)


 第12話から主人公達が通う神山高校の文化祭、通称「カンヤ祭」が描かれる「クドリャフカの順番」編に入るが、その中でハロウィンの仮装をするキャラが出てくる。
 古典部の部室で留守番をする奉太郎の元に、お菓子の訪問販売に訪れる製菓研究会の2人がそれ。2人の「トリック・オア・トリート」の声掛けもある。

(左は第12話「限りなく積まれた例のあれ」、右は第14話より)
 また秋という季節や文化祭という空間もあってか、校内ではハロウィン風のオブジェクトも見られる。

おじゃる丸』第15シリーズ 第68話(通算1326話)「イタズラしなきゃお菓子もらえないデイ」(2012/10/31)


NHKアニメワールド おじゃる丸 | これまでのおはなし
 ハロウィンは長期シリーズに欠かせないイベントの一つと書いたが、おじゃる丸のことを失念。現実でハロウィンが盛り上がり始めた2011~2012年の波に乗るように、ハロウィン回が2012年に放送されている。
 放送は見てないので当時見た人の感想を。

ガールズ&パンツァー』第8話「プラウダ戦です!」(2012/12/04)


 前回大会優勝校のプラウダ校との戦いを控えた夜、生徒会室に西住みほを呼び出した生徒会の面々が今までの学園の思い出話をする。
 更にアルバムを引っ張り出すのだが、その中で仮装大会の思い出としてハロウィンの格好をした写真が一瞬だけ出てくる。ハロウィンとは言わないが、黒板の文字は恐らく「HAPPY HALLOWEEN」。
 もしガルパンが戦車バトルメインではなく、日常回が続くような話だったらハロウィン回もあったかもしれない。

たまこまーけっと』第8話「ニワトリだとは言わせねぇ」(2013/02/28)


 季節が秋ということで主要な舞台となるうさぎ山商店街がハロウィンの装いを見せている。
 例えばお肉屋さんではハロウィン用のかぼちゃコロッケを売りだしたり、「RICECAKE Oh! Zee」ではハロウィン仕様の新作モチが出される等々。
 ストーリー自体はデラちゃんのダイエットやチョイちゃんの着せ替えが見られるというもので、ハロウィンが殆ど関係なく自然に溶け込んでいるのが現代っぽい。


 あと公式サイトがハロウィン仕様になった例として『VAMPIRE HOLMES』もあったそう。公式だけでなくニコニコチャンネルもハロウィンになる気合の入りよう。



 以上です。まだありましたら引き続き情報お待ちしております。


 【追記】
 ここに載ってない分のハロウィンに関係したアニメも含めて言及して頂きました。